今月の主題 腎疾患のトピックス
腎炎の成り立ち
ウイルス学の立場から
木下 康民
1
,
和田 十次
1
,
角田 坦
1
1新潟大・第2内科
pp.1126-1127
発行日 1974年9月10日
Published Date 1974/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205559
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腎炎患者について,咽頭培養や溶連菌の血清反応検査を行なってみると,溶連菌感染と関連しない腎炎があり,一方,経過中にウイルス疾患の合併によって腎疾患が影響をうけることは臨床的にしばしば経験することである.このような事実から,腎炎とウイルス感染の関連が問題となる,以下に,ウイルス感染による腎炎の諸相と動物実験による解析について述べる.
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