今月の主題 貧血の現況
座談会
貧血の診断と治療—最近の進歩
外山 圭助
1
,
溝口 秀昭
2
,
服部 理男
3
,
阿部 帥
4
,
高久 史磨
5
1慶大内科
2東大・第3内科
3埼玉がんセンター・内科
4東医歯大・第1内科
5自治医大第1内科
pp.342-352
発行日 1974年3月10日
Published Date 1974/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205352
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貧血は日常診療において最もpopularな病気といえるが,その発現には単一の原因で発現するものから,さまざまな要因が複雑に絡みあって発現するものなど,いろいろあり,したがって,その病態も種々の相を呈している.
治療においても,鉄剤投与のみで簡単に治癒するものから,厚生省により難病に指定された再生不良性貧血などのように,治療に困難をきわめるものも少なくない.
今回は,貧血の診断技術が近年どのように進歩したか,そしてまた,実際的な治療の方針などにつき,ご専門の分野からお話しいただく.
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