ある地方医の手紙・20
さまよえる厄病神(1)
穴澤 咊光
1
1穴澤病院
pp.274-275
発行日 1974年2月10日
Published Date 1974/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205330
- 有料閲覧
- 文献概要
W先生
結核病棟を一度でも受け持たれた経験のある医師なら周知の事実ですが,結核病棟ほど管理のむずかしく厄介なものはないでしょう.そもそもが自覚症状の乏しい疾患で,大ていの患者は入院後6カ月もすると療養に倦きて,厳格な闘病生活を続ける意志を失いがちなのです.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.