専門医に聞く・16
肝硬変の診断の下に通院,意識障害,腹水,高アンモニア血症,下肢浮腫,皮膚の出血斑などが出没した48歳家婦の症例
大津留 信
1
,
高橋 忠雄
2
1長崎大内科
2慈恵医大内科
pp.1472-1477
発行日 1973年11月10日
Published Date 1973/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204978
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
症例 坂○マ○エ,48歳,家婦
家族歴 母60歳時腹水を伴う肝疾患死,同胞3名のうち妹は肝硬変治療中,子供3名のうち長男25歳脳性小児麻痺,次男20歳肝疾患で治療中である.
既往歴 生来健康で著患をしらない.黄疸や輸血の既往はない.33歳より数年間,時に日本酒1〜3合.
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.