今月の主題 慢性関節リウマチ(RA)の新しいプロフィール
治療
RAの外科治療
高取 正昭
1
1西大寺整形外科病院
pp.1158-1160
発行日 1973年9月10日
Published Date 1973/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204897
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慢性関節リウマチ(RA)に対する外科的治療は最近目ざましい発展を示しているが,「リウマチは全身病であり,一生の難病である」といわれているごとく,ただ手術をすれば治るというものではなく,早期に適確な診断を下し,一般療法に加え,内科的基礎療法を正しく行ない,その上で手術的療法が行なわれ,リハビリテーションにて機能の改善が望まれるわけである.したがって内科医,外科医,パラメディカルスタッフの三者の検討の下に,各症例に対して一環した長期治療計画の樹立こそ肝要であり,このgroup approachの中ではじめて外科的療法の効果が現われることになる.
RAの治療における外科的方面の役割は表1に示すごとくである.
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