1ページの知識 血液
血球の算定について
糸賀 敬
1
1長崎大・中検
pp.160
発行日 1970年2月15日
Published Date 1970/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906696
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赤血球・白血球数算定の手順
1)完全に乾燥した赤・白血球用メランジュールの吸い口側にゴム管をつなぐ.2本連続すると作業がしやすい.
2)抗凝固剤を加えた静脈血を検査する場合には,びんをよく回すようにして混和し,赤血球の場合にはメランジュールの0.5目盛りまで,白血球の場合には1目盛りまで正確に吸引し,メランジュール先端に付着している血液をガーゼでふきとったのち,球部に空気の泡を作らないように,赤血球の場合にはHayem液を101目盛りまで,白血球の場合にはTurk液を11目盛りまで吸いたす.なお,0.5あるいは1目盛りまで正確に採取するためのコツとして,それらの線より少しオーバーする程度吸い込み,示指頭をメランジュールの先端に当てて,ずらしながらメランジュール毛細管内の血液をぬぐいとるように操作すると,比較的容易に,正確に線と合わすことができる.
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