技術講座 血液
血球の算定 視算法
小沼 哲
1
1練馬医師会医療検査センター
pp.60-61
発行日 1973年8月1日
Published Date 1973/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200224
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1.血球計算とは
血液の一定量を採りこれを適当な希釈液で希釈したのち,一定容積の計算板(室)の間に流し込んで計算板区画内の血球を数え,得られた数に希釈倍数を乗じて血液1mm3中の血球数とすること.
算定方法は大別すると,(1)血液採取,希釈にメランジュールを用い,これらの操作を手で行ない算定に顕微鏡を用いる方法(視算法),(2)血液採取から算定までの操作を機械的に行なう方法(自動血球計算法),があるが,赤血球や白血球の数を算定する基本となる検査法は現時点では視算法にある.
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