症例
いわゆる亜急性肝炎の2症例
伊藤 新
1
,
加藤 昭
1
,
渡辺 幸一
1
,
荒川 泰行
1
,
大野 康則
1
,
長谷 克
1
1日大・有賀内科
pp.1748-1753
発行日 1972年8月10日
Published Date 1972/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204420
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筆者らは,いわゆる亜急性肝炎と思われる2症例を経験したので報告し,あわせて若干の文献的考察を行なう.筆者らの掲示する症例は,いずれも30代男性で,第1例は感冒様症状で発症し,第46病日で死の転帰をとり,第2例は同様に感冒様症状で発症し,いわゆるunusual symptomを呈したが,steroidその他の療法で全身状態,生化学的検査改善し,発症後6カ月で退院し現在経過観察中である.
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