読後随想
—E.キューブラー・ロス著・川口 正吉訳—「死ぬ瞬間」(読売新聞社刊700円)
長洲 光太郎
1
1関東逓信病院外科
pp.1422-1424
発行日 1971年8月10日
Published Date 1971/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203817
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病人の要求に答えられるか
こういう種類の本を読むのはわたしたち医者にとってむしろ苦痛であるだろう.触れたくない創をかきまわすのであるから.しかし毎日「死んでゆく患者」をみているわたしたちこそ,この種の本を読む必要があり,またその意味を正しく理解できるのではあるまいか.
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