カラーグラフ
心臓ファイバースコープ
杉江 三郎
1
,
田辺 達三
1
1北大第2外科
pp.1308-1309
発行日 1971年8月10日
Published Date 1971/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203788
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今日,心臓血管疾患に対する診断法は著しく進歩し精緻をきわめつつあるが,それらの多くは異常の間接的証明法にとどまっている.異常を直接観察する内視鏡検査法には,直接的証明法としての大きい利点がある.
比較的複雑な構造からなり,急速な運動をくり返し,血液が充満している心臓血管系を生体において完全・簡単に観察し,明瞭な所見をうるためには,また多くの特殊な問題点がある.われわれが開発した心臓血管ファイバースコープは,細く柔軟性で追従性も良く,先端が回転屈曲できるので,X線透視下に従来の心臓力テーテルのごとく容易に挿入できる.以下図を追いながら紹介する.
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