診療メモ
内科領域における心理面の評価(1)—症状の成立と分類
遠山 尚孝
1
1九大心療内科
pp.1256-1257
発行日 1970年7月10日
Published Date 1970/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203287
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人はだれしも病気にかかると,心になんらかの動揺をきたすものである.ときに心の動揺は明らかな精神症状となって現われ,その面での治療が必要になることもある.いかなる疾患にも患者心理への配慮と,必要に応じて適切な処置がとられることが望ましい.そこで一般内科領域で,患者心理をどのように問題にしたらよいかを治療との関係のうえで概説
し,あわせて心理面の評価に役だつ心理テストについて説明を加えることにしたい.
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