救急診療
激しい下痢
磯貝 元
1
1都立駒込病院伝染科
pp.842-843
発行日 1969年8月10日
Published Date 1969/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202743
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いうまでもなく,"下痢"は排出されるふん便の含水量が増大して通常の形態と硬さとを失った状態をさす症候であって,その原因ははなはだ広範多岐にわたる.したがって診療にあたってはできるだけ原疾患を明らかにして根本的な処置を施すべきで,それにはまず下痢を伴う疾患を頭に入れておいて,患者の病歴・症状・諸検査の成績から診断を決めていくことがたいせつである.
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