救急診療
はげしい頭痛
斎藤 佳雄
1
1神奈川県警友総合病院内科
pp.726-727
発行日 1969年7月10日
Published Date 1969/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202709
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"はげしい頭痛"を訴える患者をみたときは
日常診療において慢性の頭痛と遭遇することはきわめて多いが,急性のはげしい頭痛は比較的まれである.しかもこれらは他の症状を伴い頭痛はその1つの症状にすぎないことが多い.そこでいたずらに対症療法のみにとらわれず,その真の原因を探究し原病の治療に努めなければならない.次にこれらはすぐ脳外科的処置を必要とするか,あるいは内科的治療で治りうるかをすみやかに目安をつけることも必要である.まずはげしい頭痛を訴える患者をみた時に,次の疾患名を思いうかべる必要がある.
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