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I.関節炎部門
この部門はDri Maurice Jeffreyの指示のもとに行なわれるものであり,臨床的検査に対して入院患者および外来患者の両方に対して行なわれるものである.特に関節炎の患者に対する処置が行なわれる.Dr. Jeffreyとかれのスタッフ・ドクターは,関節炎の患者に対するコンサルテーションは,いつでも喜んで受ける.しかも諸君が援助を必要とするときに,これらの患者の診療の進めかたについて,諸君に助言を与えてくれるだろう.われわれのレジデントのひとりは,この部門にサインをしているので,かれはまず諸君のコンサルテーションに答えることができるだろうし,その後,毎火曜日の3時に始まる6階の関節炎病棟において,諸君のコンサルテーションの病棟主任とともに,関節炎回診によって,より詳細に診察を受られる.Dr. Jeffreyは,患者の状態が緊急を要するときには,いつでも患者を診察するだろう.
この部門は,小児麻痺病陳の5階にある完全なPhysiotherapy室をもっている.この室は入院患者の看護を第1の原則としてつくられたものであるが,退院した外来患者に対しても処置を続けて行なっている.しかし外来患者の処置というものは限定しなければならず,そうしなければ関節炎の外来で処置される患者がふえ,それだけ入院患者の治療というものが優先できなくなるからである.関節炎部門は,また濃厚治療を必要とする患者に対して,小児麻痺ビルディングの6階に,この特別な病室をもっている.関節炎の外来は,月曜日と木曜日の午前9時からハッチンソン.ビルディングの3階において行なわれ,いかなる病院あるいはクリニックからの患者も治療のため,あるいは臨床的確定診断のために紹介されてやってくる.これらの外来は,ある目的のために外来を一定の数にしているが,これは,より注意深く臨床的な検査を行ない,そして治療を行なうためには,ある一定量の数の患者を必要とするからである.新患は水曜日の午後に約束診察される.Dr. JeffreyやDr. Schindl,Dr. Weissによって,ハッチンソン・ビルディング7階において診られるが,かれらは関節炎における専円医であり,またDr. Kerrはこれらの問題に興味をもっている整形外科医である.
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