症例 全身性疾患と消化器・2
甲状腺機能亢進症と胃腸
日野 貞雄
1
1胃腸病院
pp.569-571
発行日 1969年5月10日
Published Date 1969/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202663
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
症例 28歳,女性.
現病歴 4カ月前より胃のぐあいが悪く,疲れやすい.はじめ空腹時重圧感のみであったが,しだいに心窩部痛となり,背側へ放散.食後臍周囲に重圧感あり,腹鳴あり.便通は下痢ぎみにれは1年ぐらいまえからある)で1日1-2行.軟,ときに水様に近くなる.しかし排便時痛はない.1カ月前には夜間痛2-3日存在した.近医の加療を受けるが,好転せず.3カ月で約3kgやせる.
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.