特集 ナーシング・マネジメント
看護管理の変革
看護部門の改善と介護部門の独立
金田 信子
1
1筑波メディカルセンター病院看護部
pp.327-329
発行日 1997年4月1日
Published Date 1997/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902078
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はじめに
当院は,1985年筑波メディカルセンター病院として開院した.救命救急センターを併設しているため,業務量は多く「中症病棟」でも準夜・深夜を問わず入院や転棟があり,ナース個人はもちろん,看護部自体が疲れ果てていた.退職理由に「このあたりで一休みしたいから」といわれたこともあった.どうしたら「新しい病院で看護をしていこう」という採用時の燃えている情熱を実現できるかの方法を模索し続けている.
とりあえずは,業務整理に取り組んだ.開院当初より看護助手(現在アテンダント)が導入されていたが,あくまでも補助者であって介護業務の分離までにはいたっていなかった.1986年より業務整理に着手した.業務整理に当たっては,「看護」は何をする人かを明らかにする必要があり「看護の質の向上」と合わせて「看護診断」「クリニカルラダー」の導入を試行した.
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