グラフ
乳児の便(カラー)
巷野 悟郎
1
1都立駒込病院小児科
pp.166-167
発行日 1968年2月10日
Published Date 1968/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202085
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乳児の便を観察して,それが異常のものかあるいは生理的のものかを診断するためには,便の性質のほかに,乳児のきげんや食欲の良し悪し,体重が順調に増加しているか,体質ことに滲出性体質ではないか,栄養法は母乳か人工か,混合か,あるいは離乳食をはじめているか,そのほかふだんと変わつた症状がないかなどを知る必要がある.便の性状だけにこだわると,むだな治療を続けることがある.極端ないいかたをすれば,きげんや食欲がよくて,体重が順調に増加していれば,便を気にすることはない.
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