治療のポイント
小児のステロイド療法
鮫島 信一
1
1慶大・小児科
pp.519-521
発行日 1967年4月10日
Published Date 1967/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201731
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1949年Hench,Kendallらがリウマチ性疾患に対して初めて酢酸コルチゾンを使用して著効を認めて以来,このステロイドホルモンはいろいろに研究され,すぐれた合成ステロイド剤(以下S.H剤と略す)が登場し,現在わが国でも市販に供されているものでも,Cortisone,Hydrocortisone,Prednisone(Prednisolone),6-methylprednisone,Triamcinolone,Dexamethasone,Paramethasone,Betamethasoneなどの多きにのぼつている。これらのS.H剤は治療上広く利用されている抗炎症作用の面からみてもmg当たりの力価は一定でなく,表1に示すごとくCortisoneの数倍ないし数十倍にも増強されている。
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