診断のポイント
筋萎縮のある患者をみたとき
荒木 淑郎
1
1九大・脳研・神経内科
pp.516-518
発行日 1967年4月10日
Published Date 1967/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201730
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筋萎縮の分類
筋萎縮とは筋の変性変化にもとづく容積の減少を意味し,主として下位運動ニューロンの障害および筋病変のさいにみられるものである。
臨床的立場から神経原性筋萎縮(neurogenic muscular atrophy)と筋原性萎縮(myogenic atrophy)に2大別するが,前者は運動神経細胞および末梢神経にわたる部位での傷害で現われるものであり,後者は筋自体の原発性病変で現われるものである。表1は筋萎縮を呈する主要疾患を示したものである。
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