簡易臨床検査のやり方と評価
血清ルゴール反応
丹羽 正治
1
1国立小児病院検査科
pp.976
発行日 1965年7月10日
Published Date 1965/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200890
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Mallenらによって発表された血清ルゴール反応の本態は主として血清タンパク分画の変動,とくにA/G比の低下と高度の相関があるとされている。またその操作はきわめて簡単であるため。肝疾患を主とする各種疾患の場合の血清タンパク異常の簡易検査法としての有用性が広く認められている。
実施 1)試薬:ヨード20g,ヨードカリ40gをあらかじめ少量の水に溶かしたのち水を加えて全量を300mlとし,スポイト付褐色瓶に貯える。
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