統計
昭和39年の伝染病,食中毒患者・死者数—日本脳炎の統計
滝川 勝人
1
1厚生省統計調査部
pp.869
発行日 1965年6月10日
Published Date 1965/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200865
- 有料閲覧
- 文献概要
昨年1年間における,伝染病および食中毒の患・死者数,およびその罹患・死亡率の状況は別表のとおりです。前年(本誌第1巻.第5号参照)のそれと比較してみますと,赤痢・腸チフス・しよう紅熱・ジフテリア・百日せき・結核患者などが減少しており,日本脳炎・ましん・インフルエンザ・食中毒患者などが増加しております。
とくに,昨夏流行をみた日本脳炎について,罹患率の年次推移をみたのが図1であります。全般的には,遂年漸減傾向にあるといえますが,2〜3年ごとに小流行をみております。そこで,最近において流行をみたと思われる昭和33年,36年,39年において,年齢階級別にその罹患率をみたのが図2であります
。
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.