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理には強く情には脆い—名古屋市立東市民病院長 落合国太郎氏に聞く
長谷川 泉
pp.240-241
発行日 1965年2月10日
Published Date 1965/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200697
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角帽をかぶつて行つた中学の卒業式
長谷川 医師になつての過去をふりかえられての感慨はどんなことでしようか。
落合 いまにして思えば,よい職業を選んだものだと思いますよ。自分と相手の人とが,悲喜をともにしうるからです。茶わんを作る人も,着物を作る人も,流行というものを考え,流行をつくり,流行に左右されます。流行に遅れれば古いセンスといわれます。しかも,流行というものにはなんの意味もない。医師と患者との関係は,そんなものではありません。
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