臨床検査の盲点
肺胸廓系の病気による力学的変化
関原 敏郎
1
1慶大笹本内科
pp.1419
発行日 1964年12月10日
Published Date 1964/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200623
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前2回でお話した肺活量(VC)は肺気量分画の一つで,予備吸気量(IRV),1回換気量(TV),予備呼気量(ERV)の和であり,この3つに残気量(RV)を加えた4つが肺気量分画の基本となります。基本分画の2つ以上を組合わせたものは特殊分画で,肺活量はこの1つであり,肺活量と残気量は全肺気量(TLC),残気量と予備呼気量は機能的残気量(FRC),予備吸気量と1回換気量は最大吸気量(IC)です。
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