ファースト・エイド
人口呼吸—呼気を使う救急人工呼吸法
山本 道雄
1
1慶大麻酔科
pp.552-554
発行日 1964年7月10日
Published Date 1964/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200370
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口うつし人工呼吸法
口うつし人工呼吸法(Mouth to mouth method)を日本に紹介し,医師や一般社会人に教育しはじめてから5,6年になる。その間,この人工呼吸法は多くの人命救助に役だち,すぐれた方法であることを立証してきた。
以前は人工呼吸法といえばHolger Nielsen法やSchaferらの用手的方法が救急人工呼吸法として普及しており,また長期にわたる人工呼吸には鉄の肺が利用されていた。これらの方法は胸廓に陽陰圧を加えて換気を行なう方法である。
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