診断のポイント
高カルシウム血症
折茂 肇
1
1東大中尾内科
pp.531-534
発行日 1964年7月10日
Published Date 1964/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200362
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一般に高Ca血症が長期間存在するさいには腎障害,腎結石,軟部組織の石灰沈着などを起こし,生命に危険をおよぼすことが知られている。したがつて,ある患者について高Ca血症を見出した場合には速やかに正確なる診断をくだし,適切な処置をくだすことがきわめて大切である。まず最初に血清Caに関して一般的事項を簡単に述べ,ついで高Ca血症を見出した場合,鑑別すべき疾患について要点のみ述べる。
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