特集 すぐ役に立つ—呼吸器薬の標準的使い方
COPD
【増悪期の治療】
増悪期の治療
小島 淳
1
,
中山 勝敏
1
,
桑野 和善
1
1東京慈恵会医科大学呼吸器内科
pp.1854-1857
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200015
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ポイント
◎増悪期の薬物療法の基本はABCアプローチであり,A(antibiotics):抗菌薬,B(bronchodilators):気管支拡張薬,C(corticosteroids):ステロイド薬である.
◎増悪時の第一選択薬は,短時間作用性β2刺激薬(SABA)の吸入である.
◎明らかな喀痰の膿性化がある,または人工呼吸管理症例では抗菌薬の投与が推奨される.
◎安定期の病期がⅢ期(高度の気流閉塞)以上の症例や入院管理が必要な患者には,ステロイド薬の投与が勧められる.
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