特集 ここが知りたい循環器診療―パールとピットフォール
よくみる症候からのアプローチ―問診,診察のコツと検査の進め方
失神患者の診かた
河野 律子
1
,
安部 治彦
1
1産業医科大学医学部不整脈先端治療学
pp.1614-1618
発行日 2014年9月10日
Published Date 2014/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107742
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パールとピットフォール
◎失神患者の診断の決め手は詳細な問診にあり,不要な検査は避ける.
◎患者本人からの状況把握が難しい場合は,目撃者からの情報収集を行う.
◎一過性意識消失の原因が失神か否かを見極める.高齢者では健忘もありうる.
◎心原性失神か否かの早急な鑑別が重要である.
◎基礎疾患・心電図異常のない若年者の失神患者は反射性失神を疑う.
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