特集 神経診察―そのポイントと次の一手
各論
【その他】
てんかん―てんかんであることをどう見極める? 鑑別は?
稲次 基希
1
,
前原 健寿
1
1東京医科歯科大学脳神経外科
pp.1294-1298
発行日 2014年7月10日
Published Date 2014/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107661
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
◎てんかん診断は①てんかんであることの診断と,②てんかん類型の診断からなる.
◎てんかん診察では,詳細な問診と繰り返す脳波検査が最も重要であるが,非てんかん性発作の鑑別に採血,心電図,画像検査などが望まれる.
◎てんかんであることの診断には,失神や心因性非てんかん性発作などとの鑑別が重要であり,必要に応じて長時間ビデオ脳波同時記録が有用である.
◎てんかん発作の分類は,患者予後の推察,治療法の選択に重要であり,全般てんかんか,部分てんかんかを診断することが重要である.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.