特集 神経診察―そのポイントと次の一手
各論
【自律神経系】
血圧調節障害―低血圧を伴う疾患とその鑑別
清水 文崇
1
,
神田 隆
1
1山口大学大学院医学系研究科神経内科学
pp.1278-1280
発行日 2014年7月10日
Published Date 2014/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107657
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ポイント
◎起立性低血圧を疑う症状は,起立時の立ちくらみや失神である.
◎起立試験やhead up tilt試験で,収縮期血圧20mmHg以上または拡張期血圧10mmHg以上低下した場合に起立性低血圧と診断する.
◎節前障害と節後障害の鑑別には,血漿ノルアドレナリン値が参考となる.
◎薬物治療と非薬物治療を併用し,症例ごとに加療方針を組み立てる.
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