特集 炎症性腸疾患攻略の手引き―これだけは知っておきたい!
炎症性腸疾患の治療―いままでの治療・これからの治療 各種薬剤をどのように使用していくのか?
薬物療法
免疫調節薬―うまく使用するためのコツとは
松浦 稔
1
,
吉野 琢哉
1
,
仲瀬 裕志
2
1京都大学医学部附属病院消化器内科
2京都大学医学部附属病院内視鏡部
pp.1067-1071
発行日 2014年6月10日
Published Date 2014/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107602
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
◎AZA/6-MPの効果発現は緩徐であり,特にステロイド漸減と寛解維持に有用である.
◎日本人の標準投与量はAZA 50mg/日,6-MP 30mg/日であるが,至適投与量は個体差が大きく,適宜調整する必要がある.
◎AZA/6-MPの副作用は経過中に突然出現する場合があり,血液検査を含めた定期的なモニタリングが必須である.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.