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コメディカルと仲良く
遠藤 正之
1
1東海大学医学部内科
pp.293
発行日 2003年11月30日
Published Date 2003/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107422
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日常の診療でより良い医療を行っていくには,看護師さんをはじめとしてコメディカルの方々と頻繁に情報交換をして,良いチームワークを組むことが大切です.看護師さんには,受け持ち患者の現状と今後の方針を常に伝えて,受け持ち医が現在何を考えているのかを口に出してコミュニケートすることが重要です.看護側からの疑問,質問もこころよく受け入れ,可能なかぎり答えていき信頼を築いてください.「カルテに指示が書いてあるだろう.」ではうまくいきません.
検査に関しても,指導医に受け持ち患者の検査結果を聞かれて「結果報告はまだ来ていません」の返事ではだめです.「検査結果をできるだけ早く知りたい」との熱意を検査室の技師の方々に伝えるためにも,検査室に自ら出向いて直接結果を聞きに行くことが重要です.各検査のスペシャリストたちが親切にいろいろ教えてくれるので,勉強になること間違いなしです.コメディカルの方々も研修医教育の立派なティーチングスタッフです.
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