今月の主題 日常診療・当直のための酸塩基平衡,水・電解質,輸液
よく出遭う水電解質異常の鑑別診断と治療を習得する【ナトリウム(Na)】
高Na血症の病態生理と鑑別診断
小倉 江里子
1
,
加藤 哲夫
1
1福島県立医科大学医学部腎・高血圧内科
pp.468-469
発行日 2007年3月10日
Published Date 2007/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102629
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ポイント
●血漿浸透圧は主に血清Na濃度によって決定され,その変化は視床下部の浸透圧受容体を介しNa濃度を調節する.
●高Na血症を認めるのは,腎の尿濃縮機能に異常があり,かつ視床下部の障害により口渇感を感じないか,意識障害,運動障害により飲水行動ができない場合である.
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