特集 不整脈の診断と治療―ポイントをおさえよう
不整脈の診断
Brugada症候群で行うべき問診と検査
上野 亮
1
,
小林 義典
1
1東海大学医学部付属八王子病院循環器内科
pp.2158-2164
発行日 2013年12月10日
Published Date 2013/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107221
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ポイント
◎Brugada症候群を疑った場合,異なった状況や,1または2肋間上などで,複数回心電図を記録してみることが重要である.
◎問診では失神の既往の有無が重要なポイントであるが,ほかの原因による失神(脳血管疾患や神経調節性失神など)をできる限り除外しなければならない.
◎電気生理学的検査による心室細動の誘発は,診断および植込み型除細動器適応の重要な判断要素であるが,その誘発プロトコールやほかの検査結果も加味して,総合的に診断する必要がある.
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