心疾患の治療・今日の考え方 虚血性心臓病・1
狭心症
石川 恭三
1
,
前田 如矢
2
,
広木 忠行
3
1杏林大第2内科
2阪市大第1内科
3福岡大第2内科
pp.2212-2216
発行日 1976年12月10日
Published Date 1976/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207006
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広木 狭心症の治療は,要するに,冠血流量を増して,虚血心筋への酸素供給を十分にする一方,心仕事量を抑制して,心筋の酸素消費を減少させてやる.この2つの方向からなされています,前者には,冠拡張剤,心筋代謝の改善剤,抗凝血剤,抗動脈硬化剤,酸素吸入などがあります,後者には,β受容体遮断剤鎮静剤,降圧剤などがあります.まず冠拡張剤について,石川先生,ご説明ください.
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