特集 内分泌疾患に強くなる
内分泌疾患の発見のきっかけとなる異常所見
甲状腺機能異常
紅粉 睦男
1
1札幌厚生病院糖尿病・内分泌内科
pp.1738-1741
発行日 2013年10月10日
Published Date 2013/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107023
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ポイント
◎甲状腺疾患は糖尿病に次いで頻度の高い内分泌疾患である.甲状腺機能のスクリーニングには,血清TSH測定が有用である.
◎診断・治療では,一過性の甲状腺機能異常も多いことに留意して,軽微な機能異常時には経過観察による判断も重要である.
◎一般検査値の異常が甲状腺疾患発見の端緒になることも少なくない.常に甲状腺疾患も念頭に置いた診療が必要である.
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