特集 今日から役立つ高血圧診療のノウハウ
二次性高血圧をどうスクリーニングするか?
腎血管性高血圧
小井手 裕一
1
,
梅村 敏
2
1いすゞ病院内科
2横浜市立大学医学部循環器・腎臓内科学
pp.1371-1374
発行日 2013年8月10日
Published Date 2013/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106930
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ポイント
◎腎血管性高血圧は比較的頻度の高い疾患であり,「血圧コントロールに4剤以上の降圧薬を要する例や,治療抵抗性高血圧」「多臓器での動脈硬化症の存在」などをきっかけとして疑い,スクリーニングを検討すべきである.
◎腎動脈ドプラ超音波,CT血管造影(CTA),磁気共鳴血管造影(MRA)などの画像診断が推奨される.
◎高齢者や腎機能障害を認める症例も多いため,造影の検査は指針などを参考に適応を慎重に判断する.
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