特集 今日から役立つ高血圧診療のノウハウ
二次性高血圧をどうスクリーニングするか?
原発性アルドステロン症の診断と治療―診療ガイドラインと注意点
成瀬 光栄
1
,
難波 多挙
1
,
立木 美香
1
1国立病院機構京都医療センター内分泌代謝科
pp.1367-1370
発行日 2013年8月10日
Published Date 2013/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106929
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ポイント
◎原発性アルドステロン症は高血圧における頻度が高く,治癒可能な高血圧の代表疾患である.
◎診断の遅れは治療抵抗性の原因となり,重要な標的臓器障害を合併することから,適切な診断と治療が必要である.
◎診療ガイドラインに準拠して,アルドステロンとレニン比(ARR)でスクリーニング後,機能確認検査,CTおよび副腎静脈サンプリングによる病型・局在診断で診断する.
◎一側性では副腎摘出術,両側性ではアルドステロン拮抗薬などの薬物治療を行う.
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