連載 こんなときどうする?内科医のためのリハビリテーションセミナー・8
呼吸②外来:COPDのリハ
高橋 珠緒
1
,
上月 正博
2
1東北大学病院内部障害リハビリテーション科
2東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻
pp.2022-2025
発行日 2012年11月10日
Published Date 2012/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106543
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症例
〔65歳,男性〕
診断:慢性閉塞性肺疾患(COPD)stage Ⅳ
病歴:28~55歳まで60本/日の喫煙歴あり.10年前にCOPDと診断され,呼吸器内科外来通院にて薬物調整などで経過をみていた.その後,喫煙を再開するなど不摂生もあり急性増悪を繰り返し,1年前に在宅酸素療法(HOT)を開始した.しかし,労作時呼吸困難から家に引きこもりがちの生活になり,日常生活動作(ADL)にも支障をきたすようになったため,当科受診にて包括的呼吸リハビリテーションを行うこととなった.
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