特集 いま,内科薬はこう使う
代謝・栄養障害薬
ビスホスホネート製剤
近藤 剛史
1
,
遠藤 逸朗
1
,
松本 俊夫
1
1徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部生体情報内科学
キーワード:
ボナロン
,
フォサマック
,
アクトネル
,
ベネット
,
リカルボン
,
ボノテオ
Keyword:
ボナロン
,
フォサマック
,
アクトネル
,
ベネット
,
リカルボン
,
ボノテオ
pp.348-350
発行日 2012年11月1日
Published Date 2012/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106461
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ビスホスホネートは酸素原子によりリン酸基をつなぐピロリン酸のP-O-P構造の代わりに炭素原子がリン酸基をつなぐP-C-P結合をもち,アルカリフォスファターゼなどによる分解を受けない.側鎖構造の違いにより第一から第三世代まで開発されている.骨粗鬆症や悪性腫瘍による高Ca血症,多発性骨髄腫や癌の骨転移による骨病変に対し使用される.わが国で認可されているビスホスホネートでは第一世代がエチドロネート,側鎖に窒素を含有する第二世代がアレンドロネート,パミドロネート,側鎖に窒素を含有し,環状構造を有する第三世代がリセドロネート,ゾレドロン酸,ミノドロン酸に分類される.
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