今月の主題 外来・病棟でのプライマリケアに必要な感染症の知識
頻度の高い病態
骨髄炎,糖尿病性足壊疽
齋藤 真
1
,
畠山 修司
1
1東京大学医学部附属病院感染症内科
pp.1698-1702
発行日 2012年10月10日
Published Date 2012/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106184
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ポイント
★糖尿病患者では足病変の生涯リスクは25%に及ぶ.適切な予防と治療が必要である.
★糖尿病性足病変に感染が合併している場合には,培養検査や画像評価を行い,抗菌薬や外科的治療を考慮する.
★糖尿病性足病変の初期治療はグラム陽性球菌を対象の基本とし,医療歴や重症度を加味して決定する.
★骨髄炎は再発率が高く治療も長期間に及び,起因菌の同定とデバイスの抜去が重要である.
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