今月の主題 下痢と便秘―今日的アプローチ
座談会
日常診療で便通異常にどう対応するか
三浦 総一郎
1
,
千葉 俊美
2
,
今枝 博之
3
,
田代 博一
4
1防衛医科大学校内科
2岩手医科大学医学部内科学講座 消化器・肝臓内科分野
3埼玉医科大学総合診療内科
4田代内科クリニック
pp.316-327
発行日 2012年2月10日
Published Date 2012/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105802
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
下痢や便秘などの便通異常を訴えて一般内科を受診した患者へどのようにアプローチしたらよいのか.
本座談会では,消化管疾患の専門医で機能性消化管障害の研究者,総合診療という立場で内視鏡をされ消化器疾患をみておられる専門医,開業医の立場から,急性下痢の原因検索,慢性下痢の鑑別の進め方,慢性の便秘への対応について,自験例をご紹介いただきながらお話しいただいた.
似たような症状でも正反対の治療が必要な場合もある便通異常の奥深さ,疑われる原因に応じた検査の進め方,適切な治療薬の選択と調整,生活習慣の改善を含む患者説明,新しい薬剤開発への期待など,縦横無尽にご発言いただいた.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.