不整脈

Summary

▪高齢者では期外収縮，心房細動，徐脈性不整脈が多くみられ，超高齢社会を迎えたわが国では日常診療で出会う機会が多い．

▪高齢者では腎機能低下や内服アドヒアランスの問題から，抗不整脈薬や抗凝固薬などの有害事象のリスクが高くなることがあり注意が必要である．

▪カテーテルアブレーションやペースメーカーなどの侵襲的治療は有効性・安全性が向上してきており，治療選択肢としてあげられる．

▪患者背景を含めリスクとベネフィットを評価して適応を判断し，十分なインフォームド・コンセントのもと治療方針を決定することが重要である．