今月の主題 “がん診療”を内科医が担う時代
Column
がん診療におけるPETの役割
大内 恵理
1
,
大内 敏宏
1
1亀田総合病院放射線科
pp.2085
発行日 2011年12月10日
Published Date 2011/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105704
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2003年にFDG-PETが保険適用となり,その後数回の改定を経て現在はすべての悪性腫瘍(早期胃がんを除く)の病期診断,再発・転移診断へと適用が拡大された.がん診療においては,術前・術後や,手術不能例での化学治療・放射線治療の効果判定などに際して施行され,日常診療において必要不可欠な検査となりつつある.
通常,PETといえば18F-2-deoxy-2-fluoro-D-glucose(FDG)を用いたFDG-PETを指す.PETのみではRI集積部位が判断困難なことも多い.そこで,同時にCTも撮影し,PET画像とfusionさせることで診断能の向上が図られ,これをPET-CTと呼ぶ.
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