今月の主題 内科疾患の予防戦略
消化器疾患の予防戦略
抗ウイルス薬による肝細胞癌の予防
柴田 実
1
1柴田内科・消化器科クリニック
pp.1172-1175
発行日 2011年7月10日
Published Date 2011/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105261
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ポイント
★B型およびC型肝炎ウイルスは肝細胞癌の高リスク因子である.
★自然経過で肝炎ウイルスの増殖が停止したB型肝炎は肝発癌が減少する.
★B型肝硬変はラミブジン治療で肝発癌が減少する.
★C型肝硬変はインターフェロン治療で肝発癌が減少する.
★エビデンスレベルは低いが,抗ウイルス薬は肝発癌をある程度予防できる.
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