今月の主題 内科疾患の予防戦略
消化器疾患の予防戦略
潰瘍性大腸炎における大腸癌予防
端山 軍
1
,
松田 圭二
1
,
渡邉 聡明
1
1帝京大学外科学講座
pp.1168-1171
発行日 2011年7月10日
Published Date 2011/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105260
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ポイント
★潰瘍性大腸炎(UC)は大腸癌のハイリスクであり,罹病期間・罹患範囲がリスクファクターである.
★大腸癌の抑制には5-ASA製剤による寛解維持が重要である.
★サーベイランス法にはstep biopsyと狙撃生検があり,発症から8~10年経過後に行うのがよい.
★生検でhigh grade dysplasiaが検出されれば外科手術適応となる.
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