連載 アレルギー膠原病科×呼吸器内科合同カンファレンス・10
肺炎を繰り返す関節リウマチ
岡田 正人
1
,
仁多 寅彦
2
1聖路加国際病院アレルギー膠原病科(成人・小児)
2聖路加国際病院呼吸器内科
pp.139-143
発行日 2011年1月10日
Published Date 2011/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104996
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後期研修医(アレルギー膠原病科) 52歳の関節リウマチ(RA)の女性です.2年前から2時間半かけて当科に通院しておられます.4年前に手足の多関節炎と抗CCP抗体高値などから関節リウマチと診断され,地元の病院でメトトレキサート(MTX),タクロリムスなどの抗リウマチ免疫抑制薬の治療を受けておられましたが,肺炎を2回併発し局所的な気管支拡張症がCTで認められたため治療中止され,全身の関節炎で日常生活も困難となった際に紹介受診となりました.
後期研修医(呼吸器内科) RAの治療は,ここ数年で大きく変わったと聞いていますが,どれも感染症の危険が高いようですね.
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