今月の主題 呼吸不全の診療
呼吸不全を招く疾患
薬剤性肺炎
三藤 久
1
1北里大学医学部呼吸器内科学
pp.1404-1408
発行日 2010年8月10日
Published Date 2010/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104570
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ポイント
★薬剤性肺炎は薬物療法を行ううえで避けて通ることのできない重要な副作用で,薬剤性肺炎を生じうる薬剤も増加している.
★臨床病型は薬剤ごとに特有な1つの病型を示すものではなく,1種類の薬剤でも多種の臨床病型を示しうる.しかし,薬剤により起こしやすい病型がある.
★薬剤性肺炎を診断する手がかりは,すべての薬剤は肺障害を起こす可能性があるとして疑うことにある.
★薬剤に対する適切な知識,症例選択,治療管理が行われれば,薬剤性肺炎の予防は可能である.
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