今月の主題 高血圧診療―わかっていること・わからないこと
指標やバイオマーカーの妥当性と診療への応用
睡眠時無呼吸症候群と高血圧
安藤 真一
1
1福岡県済生会二日市病院循環器内科
pp.1195-1198
発行日 2010年7月10日
Published Date 2010/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104525
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ポイント
★閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)は昼間だけでなく特に夜間の血圧上昇の原因となり臓器障害を引き起こす.
★OSASにより亢進した交感神経活動は持続的陽圧呼吸(CPAP)治療で正常化する.
★CPAP治療により,血管内皮の機能が改善する.
★治療抵抗性高血圧では,OSASの関与を疑い積極的に検査をするべきである.
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