どうする?! 糖尿病患者のCommon Disease対応
睡眠時無呼吸症候群
佐藤 利昭
1
1松江赤十字病院 糖尿病・内分泌内科
pp.176-179
発行日 2015年2月15日
Published Date 2015/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415200089
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糖尿病の9割以上が2型糖尿病であるように,睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome : SAS)の大多数が閉塞性SASである.本稿での糖尿病は2型糖尿病を,SASは閉塞性SASを指している.
肥満は,糖尿病とSASの両方の強いリスク因子であることから,SASが糖尿病の独立したリスクであるか否かについては,従来疑問視されていた.近年,両者の独立した関連性を示す研究が,次々に報告されるようになり,2008年International Diabetes Federation(IDF)は,SAS患者における耐糖能の評価および糖尿病患者における睡眠時障害の評価を推奨するステートメントを出すに至った1).
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