連載 The M&M reports 見逃し症例に学ぶ内科ERの鉄則・8
43歳男性 主訴 発熱・意識障害
長谷川 耕平
1,2
,
岩田 充永
3
1ハーバード救急部 マサチューセッツジェネラル病院
2ブリガム&ウィメンズ病院
3名古屋掖済会病院救命救急センター
pp.726-731
発行日 2010年4月10日
Published Date 2010/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104423
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救急レジデントH:
糖尿病の既往のある43歳大工の男性が,発熱・意識障害の主訴で救急外来を受診しました.
昨日までは特にいつもと変わったことはなかったようですが,今朝より39℃の発熱,話しているとつじつまが合わないということで奥さんが心配し,連れてきたようです.軽度の頭痛,吐気に加え,力仕事のしすぎで右腕が筋肉痛と訴えていますが,上気道炎症状,咳,呼吸困難,嘔吐,下痢,腹痛,排尿痛,皮疹は否定していました.
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